SBDでは、データツール「VehiclePlannerPlus(VPP)」を定期的に更新、発行し、車載インフォテイメント機器やADAS機能等様々な車載機能のモデル別の搭載状況やオプション価格、搭載率の最新データをご提供しています。このデータベースを活用することで、北米におけるApple CarPlayの普及から、ディスプレイサイズの進化、メインストリームOEMとプレミアムOEMによるADAS機能の価格設定の違いまで、幅広い領域においてデータに基づく考察を得ることが可能です。SBDでもそれらをベースに過去の数多くのインサイト記事や、市場の最新動向をまとめた調査レポートを発行しています。
OEMのマーケティングおよびプランニングチームにとって、このVPPは競合情報および車両製品プランニングのための強力なソフトウェアソリューションであると同時に、アナリストにとっては、包括的なインサイトを作成、設定、エクスポートするためのオールインワンツールとして機能します。SBDのVehiclePlannerPlusチームはこの度、車両のリサーチおよびプランニング体験を一新させる革新的なアップデートを加えた、VPP 2.0を発表しました。
VPP 2.0は、プラットフォームとのユーザーインタラクションを合理化することを目的としており、スピードの向上に加え、自動車パッケージング調査に必要な重要な情報の入手の効率化を実現しています。新たにリフレッシュされたユーザーインターフェースではより直感的な操作を可能にしているほか、検索やクエリに対するレスポンスがより迅速になり、ユーザーにより効率的に価値ある情報を提供します。
今回のアップデートについて
今回のアップデートでは、ユーザーが特定の機能に基づいて車両パッケージを深く掘り下げることができる「Penetration Rate by Feature and Package Insight(機能およびパッケージ別普及率に関するインサイト抽出)」機能が追加されました。例えば、アダプティブクルーズコントロールを含むパッケージを調べたい場合、ユーザーは当該機能をまず選択したのち、ブランド、モデル、トリムを選択すると、価格、提供状況、市場シェアなどの詳細情報を見ることができます。このパッケージングインサイト機能により、ユーザーは包括的な知識を得ることができ、情報に基づいた意思決定が可能となります。下記に実際のVPPのプレビューをご紹介しています。
VPP 2.0では、操作をより直感的にするために設計された刷新されたUIや、調査プロセスをより効率的にするクエリ速度の高速化など、一連のユーザビリティの強化も実施されています。今回のアップデートは、プラットフォームの効率性と拡張性を強化し、安定したパフォーマンスを保証するとともに、今後さらなる機能強化を実施する際の基盤となります。
What's Next?
VPP 2.0のリリースについては上述のとおりですが、VehiclePlannerPlusチームでは現在もさらなる新機能を開発中です。
新たな「Feature Value Pricing Insight(機能価格に関するインサイト抽出)」機能では、さまざまな機能やパッケージの価格を比較し、あらゆる車載機能に関する業界の価格動向を包括的に理解することが可能です。VINデータ更新の高速化により、ユーザーは最新のトリムシェア、機能普及率、テイクレート情報などから常に最新のVINデータを入手可能となります。同時に、「New Features Tracking(新機能追跡)」機能により、ユーザーは内外装のトリムカラー、販売場所、販売日などの追加情報を追跡できるようになります。また、VPPはデータの透明性を確保するため、サンプルサイズ、最終更新時間、その他のデータポイントを示すインジケータをユーザーに提供し、基礎データをより理解しやすくします。
今後の最新情報にご期待ください
VPPチームは、今後数週間から数ヶ月にわたってこれらの新たなアップデートを実施していく予定です。VPPやそのアップデートに関してご質問などがございましたら、下記までお問合せください。 Postbox@sbdautomotive.com.
VehiclePlannerPlusの今後の革新的なアップデートにご期待ください。
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